この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心



「つまり、椿も寂しいってことね」


「そりゃあ、隣のデスクが空くんだから寂しいよなー。サボってる時もあったが、なんだかんだ言って仕事ができるやつだったし……」


祐が居酒屋に入って来てからひっきりなしに話し掛けられているから遠くから見ていても分かる。


社内のアイドルがいなくなってしまうことが皆寂しいんだ……。



容姿がいいのもあるだろうけど、誰にでも優しくて明るい笑顔で接していたことによって皆のその感情を築き上げることができたんだと思う。


彼氏が他の女に好かれるのは嫉妬してしまう。だけど、祐の社交的な一面に素直に尊敬する。


今のこの光景を見ていて彼女としては複雑な気分だ。



「青木の代わりって入って来るの?」


「すぐにって言うのはないみたいだが、求人を出して募集するみたいだ。若い子を採用したいって話は聞いてたな」


送別会に、祐の代わり……。

再来週から祐がいなくなってしまうことに実感が湧かない。



「白米さんだけ通夜に参加しているような顔をしていて重いんですけど。祐が死ぬわけじゃないんですし、もっといい顔していたらどうですか」


/788ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ