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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心
涙が滲んでいるスウェットを掴んだまま唇を近づけてキスをおねだりすると望んだ通りに塞がれる。
祐にとって今までで一番いい彼女と思ってもらいたくて強がっていることもあったけど限界だ。
疲れていることも忘れて体温を感じて愛しい肌に触れていたい……。
抱き合っているうちに祐の手が私の胸へと向かって行き、風呂上りから着ていたルームウェアの中へと入っていく。
今晩も裸の上に着ていたからすぐに突起を見つけられて指先で撫でるようにそっと触れられた。
それでもちゅっ、ちゅっ、ちゅっと微かな音を立てるキスも続いているから強い刺激を感じて私の体はビクビクと震えだした。
「なぁ、小春。また泣いてる?」
「うん……。泣いてるけど、多分これは気持ちいいからなんだと思う。なんか涙が出てくる……」
「泣くほど気持ち良くなれるようになったのかー。うるうるしてる目をもっと見せろよ」
「やだ。泣いてるところは恥ずかしいから見ないで」
「そんなに嫌なのかよ。……じゃあ、今日はこうやってエッチするか」
「えっ……?なんでこうしちゃうの……?」