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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心



急に部屋の照明を消されて真っ暗になってしまい何も見えない。


そんな中で分かるのはすぐ傍に祐がいるということ。


枕元にあった照明のリモコンをどこかに置いてから再び私のことを抱きしめてきた。


「暗くしたままエッチをしたことなかったと思うから小春も興奮するかなーって思って」


「でも、これじゃ祐の顔が見えないよ……」



「見えなくてもオレは小春の傍にいるけど。目が慣れると意外と見えるし、暗くても小春にちゅーすることできるから」


「じゃあ、私の唇がどこにあるのか当ててみて……?……ンッ、ンンッ……」


私の唇がどこにあるのか一発で見つけられて温かくて柔らかい唇を重ねられる。


触れただけでなく、はむっとやんわりと唇を挟んでくるから気持ちよくて吐息と共に高い声が微かに漏れた。


明るい時よりは見えないけれど視覚が鈍くなっている分、感覚が敏感になっていて、そっと触れるようなキスでもいつもより感じてしまう。



「次は小春がやってみてよ?」


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