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永遠の愛を奪って
第19章 溺愛とさよならの決心



「隠してねーよ。なぁ、ばーちゃん」


「してないわねぇ。なーんにもしてないから」


「怪しい……」


「おっ、このポテトサラダも美味いな。魚肉ソーセージが入っても美味いのかー!」


「確かに合うわねぇ~。ばあちゃんも今度から小春の真似をしようかしら」


上手く話を逸らされた気もするけど、お婆ちゃんはノリがいいから本当になんでもないような気もしてきた。



風呂を済ませてからは祐と二人きりで過ごせる時間がやってくる。


髪を乾かしてから布団を敷き終えた後、祐が棚の上に置いておいた花瓶に指をさす。


「いつの間にか花が置いてある」


「お婆ちゃんが飾ったらってくれたの。私、このお花が大好きなんだよね」


「桔梗だっけ?小春は珍しいよな。女はバラとかガーベラを可愛いって言ってるだろ?」


「花にも色んな種類があるから人それぞれだと思うけど……」



「はははっ、そうだな。小春は白い桔梗を近くに置いておきたいほど好きなのか……。
そうかー……、小春の好きな物は花だったよなぁ……」


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