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永遠の愛を奪って
第21章 祐の出した答え



背中に回していた手を両肩に持って行って私と向き合ってくる祐。


自分が言っていることが照れくさいのかほんのりと頬が赤く染まっている。


そんな可愛い様子を見てクスッと笑った私は表情を緩めたまま首を傾げて祐に問う。



「どんなことでも……?」


「うん。どんなことでも応援できるように頑張る。……えっと、ほら!小春が花屋をやりたいっていったらオレも協力するし」


「あはは。花屋は前にも話したとおり、とっくに諦めてるよ。……でもありがとう。この仕事を辞めたら花屋に再就職するのもいいかもね。

デスクワークも好きだけど、大好きな花を眺めて仕事をするのも悪くないかも」


そう言うと祐はもう一度私をぎゅっと抱きしめてくれた。



きっと私が無理して笑っているのがバレているんだろう。


励ます言葉が見つからないなんて恋愛経験は私より断然多いはずなのに不器用な人だ。


でも抱きしめてもらえる方がどんな言葉よりも一番効く。


ひとりで悩んでギリギリと締め付けられていた心が温かく包まれて癒されていく。



「小春……。オレは小春よりいい女はいないって思ってるから。だから……、その……」


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