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××妄想H××
第1章 ×H1 家庭教師と教え子×

えっ……って顔、そりゃそうだよね

『あ……え、と…キス…?○○ちゃん…あの…さ』

『そうですよね、良いんです!ごめんなさい先生っ
こんな、困らせるような事言いたくなかったんです…だけど、私っ先生の事が好……っっ…!』

先生の驚いた顔は言うまでもなく分かっていた、だけどもうどうしたら良いのか分からないのと止められない想いと様々な感情が入り乱れ涙は止まる事なく溢れ続けた

ここまで来たら迷惑でも言わなければ、と好きの2文字を口に出そうとした瞬間私の言葉は唇に押し付けられた柔らかくて温かい物に遮られた

『困ったなぁ〜、○○ちゃん…俺だって今まで必死に抑えて来て、後もう少ししたら先生と生徒って関係も終わるから無理矢理でも忘れられるかなって思ってたのにな…』

『せんせ、何言って…るの?』

『あーれ、まだ分からないかなぁ?
つまり俺も○○ちゃんの事はずっと好きだったし、キスだってしたいと思ってたよ…勿論それ以上の事もね?』

さっきまでの、いや…今までの優しい顔の〇〇先生は?
今までこんな顔の先生見た事がないって位に先生は何か吹っ切れた様に、ニヤッとした笑みを浮かべ薄く笑うと、再度唇を押し付けて来て私の両手を頭の上で組んでは先生の大きな片手に抑えてそのまま壁に背を押し付けられそのキスもだんだん深いものへと変わっていった

『んっ!ふぇ…ん、ふ…ぇ…』

閉じていた唇を無理矢理舌で抉じ開ける様に割り込まれて舌と舌が触れ合った瞬間、今までに感じた事がない感覚が身体を電気が走る様に駆け巡った

『っ…○○ちゃん、可愛い
凄く可愛いよ……本当ならこの先もずっと、俺だけのモノにしたい、誰にも渡したくない
だけどそれは無理だから…今日、今この瞬間だけは俺の○○ちゃんで居て…』

暫く舌を絡められていたのがスッと解かれて、そう話す先生は何処と無く寂しそうな、さっきとはまた違う新しい表情だった

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