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第11章 回想 翼 改造される心と身体

ビデオはR18の、くノ一映画だった。
アイドルを卒業した美少女が吊るされ拷問を受けている。
背中や豊かな太腿に、痛々しい鞭痕が生々しい。
その鞭痕に、敵の忍者が筆を這わせていた・・
痛むのか？ 感じているのか？ 猿轡から漏れる妖しい呻き声。
やがて、敵の筆先が美少女の股間を嬲り始めた・・
暫く必至に平静さを装っていた美少女。
やがて、猿轡から漏れ始める、愉悦の啜り哭き・・
悶え狂う身体、歓喜の咆哮、太腿を垂れる淫らな淫汁。

顔を背けながらも、画面から目を離せない翼。
そんな翼の顔を、卑猥な笑みを浮かべて見詰めるスタッフ。

「翼クン、ここ迄とは言わんっ、ただ少しだけ、大人路線で」

再び部屋に戻った翼、あの映画が頭から離れない。
冷たいベッドに、一人横たわった・・
ガウンをはだけ、自らの腋に鼻を付ける翼。
(うっ・・私、嫌らしい、匂いがっ・・)
ストレッチで窪みを這った、男の指の感触が蘇る。
耐えきれない程の疼きに、思わず甘い吐息を吐く翼・・

自然と豊かな胸の隆起に手を伸ばす翼。
弾力のある乳房を揉みしだいた指が、乳首を摘んだ。
「ぁ、ぁ、はぅぅ・・」
左手で乳首を慰めながら、右手の指がショーツに潜り込む。

翼のソコは、既に泥濘んでいた。
クチュ クチュ・・暗闇の中に響く淫らな音。

その時、いきなりドアが開き、電気が点いた。