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第11章 回想 翼 改造される心と身体

皆が見詰める中、尚子が指先を翼の口元に当てる。
「翼サマ、窪みの肌が傷つかない様に、ジェルを頂きますので、咥えて下さい・・」
「翼、先生の言う通りにしろっ・・」
躊躇する翼に社長の命令が飛んだ。
「ご自身の体液や唾液が、一番のジェルなので・・」

半開きにした唇に、強引に2本の指を差し込む尚子。
「翼サマ、私の指を舌でしっかりと舐めて下さい・・」
引き抜いた指をチェックする尚子。
「んっ、まだ全然、サラサラだわっ」

再び指を挿入し、今度は自ら、翼の口中を掻き回し始めた。
眼を瞑り、されるがままの翼、時折、ピクッと身動ぎをする。
(うふふっ、この娘って凄い敏感なのねっ・・人に観られてるのに、感じ始めて・・ほらっ、ココとココでしょ・・？)
上顎と舌の裏側を擦られる度に、身体を硬直される翼。

暫く翼の口中を弄んだ尚子が、指を抜き眺める。
たっぷりと絡み付いた翼の生暖かい唾液が、湯気を立てている。
揃えた2本の指を離すと、唾液が糸を引き生々しい。

「うふ、丁度良い粘りねっ、翼サマ、失礼します・・」
翼の窪みに唾液を垂らし、丁寧に塗り付ける尚子。
予想外のくすぐったさ、いや、明らかな性的快感が、翼の身体を奔り抜け、思わず、大きく身を捩る翼・・