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第2章 プロローグ ② 適正検査

翼が誰かとスマホで連絡を取った・・
伝票を手に取ると、突然立ち上がる翼。

「さっ、ますみっ、ほら、行くよっ・・」
「えっ？ ち、ちょっと、行くって、何処に・・？」
「そんなの決まってるでしょ？ 西田先生の所よっ」
「えっ、こんな時間に？」

ますみが見た壁時計は、21時だった。

「ふっ、ますみ、夜はこれからが本番よっ・・」

狂乱の夜が幕を開けた。