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女子大生 ますみ 悦びのモニター
第2章 プロローグ ② 適正検査
タクシーに乗った翼とますみ。
「ねぇ、翼っ? 遠いの? 何処まで? 私、こんな格好で?」
「んっ、10分程よっ・・その格好の方が、都合良いかも・・? それより、ますみ、練習してから、シャワー浴びたの?」
(あっ・・そう言えば、シャワー、まだだった・・ど、どうしよう? 汗、かなり、かいたし・・西田先生に、だらし無い娘だと思われちゃったら・・?)
さりげなく、自らの腋の匂いを気にする、ますみ・・

タクシーが揺れ、互いの二の腕が触れ合う度に、その弾力の心地良さに震え、更にますみの放つ甘酸っぱい体臭に興奮する翼。
(な、なぁに? ますみの体臭っ? 昔から、甘くて唆られる香りだったけど・・その甘さに、汗の匂いと、さっきの会話で興奮したのかしら? 淫らな性臭が混ざって、堪んない匂いだわっ・・)

2人の思いを載せたタクシーが、成城の高級住宅地に着いた。

一際大きな敷地の豪邸、翼が慣れた仕草でインターフォンを押す。
自動で開いた門を潜ると、母屋から男が姿を現した。

「やぁ、君がますみクンか? 翼から噂は聞いてるが、想像以上に可愛くて清楚な娘だっ、まぁ、宜しく・・」
低いバリトンで良く通る声色、細身でスマートながらも、強靭な筋肉を秘めた体を、素肌に纏ったシャツが隠している。
彫りが深く荒削りな顔立ちを、真っ白な歯を覗かせる笑顔が和らげている・・
「あ、は、はいっ・・ほ、本田、ま、ますみ、で、す」

差し出された手を握ったますみの身体に、電流の如き震えが奔り、思わず腰を折りそうになる。

そんな、ますみを観て、ほくそ笑む西田と翼。



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