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咲の旅物語
第15章 チガヤの呪い

男は舌打ちすると、ララベの口に傍らに落ちていたララベの衣服を突っ込む。


「ん゛~!!ん゛ん゛っ」

じゅぶじゅぶと男根を突き立てながら、髪を掴み声の出せなくなったララベの耳に口を近づける。

「静かにしろよ。」

冷たい声を発する男に恐怖し、ララベは顔を蒼くする。

―ああ…。わたしは汚れてしまった。

ララベはこれから嫁ごうとしていた相手の男性を思い浮かべ、涙を流した。

「いい子だ。具合も最高だぞ?ああ…もう出そうだ。」

ララベを犯していた男は、うっとりと囁く。

「っ!!!ん゛ん゛ん゛!!」

突如、ララベの足首に激痛が走った。

「くっ絞まる!!」

男は、ララベの足首を魔法で切断していた。
出血はない。
切断後、傷口に治癒を掛けたようだ。

痛みで体に力が入り、そのおかげで膣内が絞まる。

それを、楽しんでいる。

「ぎゃぁ!!」

アチラコチラでも同じように、悲鳴が上がる。

この集落では、それが普通の行為となっていて身籠った女は、赤子を産むまで相手の男性の保護を受ける。

ただし、健康に産める為の最低限の施ししかない。

故に四肢がなくても、目や耳が不自由でも構わないのだ。

故のこの行為。

最低で最悪である。

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