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咲の旅物語
第15章 チガヤの呪い
男は、ララベに射精した。

幾度も幾度も。

ララベや騎士団は、皆四肢を切断され藁の上に並べられ、寝かされている。

彼女達の秘部には、綺麗に加工された棒が刺さっていた。
懐妊させる処置のようだ。

捕らえられて女たちは、最高の食事が与えられた。
健康管理もキッチリとされる。

ただ、毎夜激しく突き立てられ心は次第に壊れていった。

ララベは、愛しい彼を思いながら毎日泣いていた。

だが、次第に周りの騎士団達が狂い始めた。

快楽に溺れる者も現れ始める。

そんなある日、ララベの隣に寝かされている、騎士団の隊長が舌を噛みきった。

「ララベ様。申し訳ございません。」

それが、彼女の最後の言葉だった。

ララベは怒りと悲しみにうち震えた。

彼女の魔力が漆黒のオーラに変わり噴き出す。

彼女達が逃げ出さないよう、魔力は、封印具を付けられて抑えられていたはずだった。

だが、ララベの心が闇に落ち、その制御を外してしまったのだ。

自分にいままで尽くしてくれた騎士団たち。

愛しい旦那様になるはずだった彼。

そして、団長の無念。

闇に堕ちるには十分な理由だった。

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