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第17章 街道の孤児院

大浴場の前で咲が立ち止まり、振り返る。

「さあ、皆！お風呂に入って！男子はダイゴ、女子はティナとヘラ！中の説明よろしく～！」

｢｢｢了解！｣｣｣


きょとんとしている、新入り達(笑)は、三人にそれぞれ追いたてられ中に入っていった。

風呂の中から

「すげぇ！！」

とか

「きゃぁ～」

とか聞こえるが、咲は笑顔を張り付けたままディラと上に上がる。

「面倒だから、創造で…」

食堂の机に栄養価の高い、だが胃に優しい料理を出した。

「便利だな…」

何度も見ているディラだが、思わずポツリと呟いてしまった。

『ティナ、ダイゴ、ヘラ。ちょっとマーラさんとこ行ってくるから、後はよろしくね。』

『は～い』

咲は、三人に念話を飛ばし、ディラに目配せした。

「ミューラン家…だな。」

頷いたディラは咲と共に転移する。