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第17章 街道の孤児院

「ジン兄、おかえりー」


ちび達が集まってくる。


この一月の間に数人増えた。


街道の孤児院は、瞬く間にルアール中に名前が知られた。


今まで荒野だった外壁の外に、一夜にして施設が立ち、さらに彗星の如く現れた高ギルドランク保持者がいると言うのだから、噂にならない訳がない。


ただ、残念なことに孤児院と聞き施設に子供を置き去りにしていく人もいる。


そんな子供達を拾い、仲間に加えて一緒に生活している。


カラーン


施設の呼び鈴が鳴らされた。


「はぁい。」


建物から少し離れた門に、ミュウが行くとボロボロの衣服を纏った男性と数人の子供達が立っていた。


「ど…どちらさま？」


「す、すみません。ラークと申します。」


ミュウは、子供達を見て少し焦った。


「あ、少し待ってください。」


そういうと、門の近くの柱に向かってミュウが話始めた。


ラークが不思議に思っていると


シュン


誰かが転移で現れた。