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第30章 choice A 恋慕

フワッと優しくベッドへ降ろされた私の上に、上着を脱いだ啓介さんが覆いかぶさる。

顔の横に両手をついて、私を見下ろす彼の表情は色気があってとてもセクシーだった。

「文、俺のネクタイ外して？」

イタズラっぽく微笑む彼に言われるがままに、目の前の仕立ての良いストライプのネクタイへと手を伸ばし、そっとほどく。

「次はワイシャツ。…ボタン、外して？」

「えっ///・・・恥ずかしいよ。」

「ハハっ、照れてる顔も可愛いのな。早く、出来るでしょ？」

耳元で命令のように囁かれ、ドキドキしながら、彼のワイシャツのボタンを一つ、一つと外していく。

ボタンが全部外れると、

「ん、ありがと。チュッ。」

彼は素早くワイシャツとインナーを脱ぎ捨て、鍛えられた上半身が露わになった。

「さて、次は文の番。」