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わがままな氷上の貴公子
第11章 決意
スケートだけがオレの人生の全てで、自分一人で頑張っていると勘違いしていた。
コーチ達やファンだって、オレを支えてくれる大切な存在。
みんなの支えがあったからこそ、こうやって頑張れた。
それを気付かせてくれたのは潤。
馬鹿で鶏頭で、大飯ぐらいでデリカシーがなくて……。
上げたら切りがない。
でもそんなお前だから、逆に心を開くことが出来た。
ありがとう……。
今なら、心からそう言える。
もう一度潤を見つめてから、次へ進んで行った。