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エロ小説を100冊読んでみた
第5章 わが家は魔法の王国亡命ハーレム
そんな頃に手に取った二次元ドリームノベルズの羽沢先生の作品で衝撃を受けた。二次ドリ初体験だったのですが、初めて「二次元エンド」というやつを味わったんですね。
二次元エンドをご存知のない方にご説明すると、「ヒロインが凌辱されるのはエロいけど、ハッピーエンドじゃないのは後味が悪い」という読者のニーズに応えるためにいつしか編み出された技巧です。
さんざっぱら悪党に調教されたり輪姦されたりしていたにも関わらず、最後の最後にいきなりなんの脈絡もなく大逆転。ヒロインが勝利して終わるという。。。
真面目な人だったら激怒したくなる展開……いやまあ、ページ数のないエロ漫画なんかには昔から割とよくあるオチのつけ方だったりするのですが、まさか、よもや、小説でじっくり読ませておいてそんなことをやりおるとは!
当時の私も激怒しましたねー(笑)
なんじゃこのいいかげんな話わああああああっ!って。
でも、でも、その清々しいまでの割り切りが妙に気持ち良かったのも事実で「あ、これでも許されるんだ……こんなテキトーな小説でも本屋さんで売っていいんだ」と。