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エロ小説を100冊読んでみた
第5章 わが家は魔法の王国亡命ハーレム

意識高い系のブラック企業に勤めていて、日々、仕事や私生活、見るTV番組まで自己啓発的であることを会社から要求される窮屈な日々に鬱々として死にかけていた自分の魂をキルタイムコミュニケーションと羽沢先生が救ってくれたんです。

なので、僕も同じように、息が詰まる現実にあえいでいる誰かを救うためにいいかげんな小説を書こう! と、それが小説家になろうというモチベーションのひとつになっています。

というわけで、羽沢先生にはとても感謝しています。なんか凄いディスってるみたいですけど……いや、いいかげんな小説を書こうとして書いてるのと、いいかげんな小説しか書けないのとは違いますからね。

更に言うと、狙っていい加減な作品を作るのと、真剣に取り組んだ挙句いいかげんな作品になってしまうのも違う。

タランティーノ監督が愛するB級映画と、タランティーノ監督が撮る映画が似て非なるように。どちらも良いものではありますが。

読者目線で言えば、いい感じのいい加減さが享受できればクリエイター側の姿勢などどうでもいいわけですけれどもね。
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