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光を求めて
第7章 忌まわしい過去
「彩羽ちゃん、家が繋いだ縁かもしれないけど僕はキミが好きだよ。こんなかわいらしい子は他に見たことがない」
男は首筋に唇を這わせながら甘い言葉を口にする。
チュッチュッとキスをしながら、手はブラウスのボタンを一つずつ外し下に落とし、スカートのファスナーを降ろすと、それも床に落として下着姿にされた。
「緊張しないで。大丈夫、僕たちは近いうちに夫婦になるんだから」
身動きしない私を見て怖がっていると思ったんだろう。
男は窓越しに私を見ながらパチッと音を立ててブラのホックをはずし、それも下に落とした。
窓に映る自分を見て、この男に抱かれるのかと他人事のように思っていた。
「彩羽ちゃんの身体はきれいだ……スベスベで誰にも汚されていない純白の身体だね」
何人もの男に抱かれ、時には複数の男と寝た私のどこが純白で汚されていないのか、真実を知らないとは滑稽だと思い笑いが出そうになった。
男が胸を両手で持ち上げて程良い加減で揉みだした。
そして親指と人差し指で乳首を摘んですりつぶす様に触られ身体は簡単に反応した。
「その表情いいね」
目線を上げると窓越しに視線が重なった。