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光を求めて
第9章 昔のように

「雅也」

全てが終わり、外でたたずむ雅也を見つけて近づいた。

「雅也、大丈夫?」

「……」

声をかけても返事はなく、ただ空を見上げているだけで動こうとしなかった。
だから雅也が何か話すまで、その空を黙って見上げた。

「しばらくは……」

どれくらい空を見上げていただろう。
何もなかった空に光輝くものが現れ始めた時、雅也はやっと口を開いた。

「母さんの傍に数日間はいてあげたいと思うんだ。だから、ごめん」

「気にしないで。それに私もその方がいいと思うし……何かあったら頼ってね」

「うん、ありがとう」

抱きしめてあげたいのに抱きしめてあげられないもどかしさ。
それでも傍にいることを伝えたくて、そっと雅也の手を握った。
そこから伝わる熱で私が傍にいること、一人じゃないということを感じてほしかった


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