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光を求めて
第11章 幸せになりたくて
「彼女ひとり?よかったら飲みに行かない?」
平日だというのに私は繁華街に立ち、体も心も癒してくれる人を待っていた。
繁華街と言ってもいつもの繁華街ではなく、会社とは反対側の少し遠い繁華街。
そうじゃなければゲンさんにすぐに見つかり根掘り葉掘り聞かれてしまう。
「飲むだけ?」
「お姉さんは何がお望み?」
こういうのに慣れているのか、嫌な顔一つせずに私の話につきあってくれる。
「んっ、朝まで一緒にいて欲しいかな?」
私の言葉に驚くこともない男は、お姉さんが望むのならと言って今夜一晩の男を見つけることができた。
近くの居酒屋に足を向けて乾杯をすると男は気持ち良いぐらいにジョッキを空にする。
どんどんビールを飲む男と違って私はチビチビと飲み、量は違うのにお互いに良い感じに酔っぱらっていく。
半個室で周りからは私たちが何をしているのか分からない。
それが分かっているから男の手がスカートを膝の上までまくり上げてイヤらしくも撫でてくる。
そして上へ上へと伸びてきた手はショーツを撫でクリトリスを撫でる。