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光を求めて
第11章 幸せになりたくて
妖艶に顔を歪ませる田所さんを見て嬉しくなる。
もっと気持ち良くなってほしくて、片手を添えて口と手で追い込んだ。

「だめっ……だってぇ……ンアアッ……そんなっ……イクッ」

駄目だと言いながら、田所さんの手が頭に移動して、自分がイケるように頭を振るのを手助けしてくる。
少し奥に当たって嘔吐きそうになりながらも全てを受け止めたくて、田所さんの手にスピードと深さを任せた。

「うっ……イクッ……イクよっ」

一段とスピードが増し、声をあげながら白濁を口の中に飛ばした。
ドクッドクッと脈打ち全てを吐き出しながら、優しく髪の毛を撫でてくる。
それだけで幸せを感じた。
全てを吐き出し口の中から抜け出すと、私は白濁を全て飲み込んだ。

「飲んだのか?」

「うん……田所さんのだから……」

驚く田所さんに告げると、笑顔を輝かせながら抱きしめてくれた。
彼の腕の中は温かくて、やっと自分の居場所がみつかった気がした。
少し抱き合ったあとはお互いに仕事をし、相変わらず田所さんに頼まれた仕事をして一日が終わった。
夕方になってでかけた田所さんが戻ってくることはない。
昨日の今日で一緒にいたいとは言えず、私は大人しく家に帰ることにした。
誰もいない寂しい家……
それでも、田所さんとの事が私を前向きにする。


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