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光を求めて
第12章 甘い言葉

「おしゃべりはここまで……彩羽、愛してる」

最高の言葉を囁きながら、ゆっくりと動き出す。
私の気持ち良い場所を的確に突いては私を気持ちが良い世界に落としてくれる。
だけど、それだけでイクことはできない。
初めて田所さんとSEXをした時はイケると思ったのに、何度も身体を重ねていると慣れてくるのかイケるかもしれないと思うことがなくなった。
それでも時間をつくって私と一緒に居てくれるだけでいい。
私を心から愛し傍にいてくれれば、それだけで私は満たされ幸せだった。

「ンアアアッ……それっ、いいのっ」

「彩羽はっ、ここが好きだよなっ、キュッと締め付けてくるところが、たまんねぇ……」

その言葉がうれしい。
私の身体に満足してくれる田所さんが愛おしくてたまらない。

「アッ……田所っ……さんっ」

早くなる旋律にイキたがってるのが分かる。

「いいよっ……イッて……」

「んっ……ごめんなっ。気持ちよすぎてっ、ダメっ……」

パンっ!!と一際大きな音を立てて腰の動きが止まった。
肩で息をしながら眉間に皺を寄せる姿に色気すら感じる。


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