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光を求めて
第14章 制裁
引きずられるように公園の奥に連れて行かれそうになり本気で抵抗した。

「やっ嫌だ!!もう止めてください」

「迫真の演技だ。もっと奥に行こうか。さすがに裸は晒せないだろう?」

どんなに言葉にしても通じない。
嫌がれば嫌がる程、田所さんは面白がってその気になっている感じがした。

「もう、止めて……ください」

「ん?裸晒したいのか?人がいないと言っても誰がくるか分からないのに……やっぱり変態の淫乱だな。彩羽は」

「ち、がう……」

田所さんの言葉は私を惨めにする。

「違わないだろう。こんな風に力づくで抑え込まれて感じてるんだろう?まぁどうでもいいか。俺は露出の趣味もないしリスクのあるSEXはしたくないんだ……とりあえず奥に行くか」

止めた足を動かし始めた時、こんな男に抱かれるのが嫌だと本気で思って大声を上げた。
こんな夜の公園で助けてくれる人がいるとも思わない。
だけど、私がピンチの時、必ず助けてくれる人がいた。
絶対にありえない時でもヒーローの様に現れて私を助けてくれる。
そう……ゲンさんならと無意味な期待をして大声をあげる。

「誰かっ!!誰か助けて!!!誰か!誰か!!!」


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