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光を求めて
第14章 制裁

「痛んだよ!……この前写真見せたよな?それとは別の俺たちがヤッてる写真もあるんだからな。社内でばらまかれたくなければ言う事聞けよ」

その声に笑いは含まれておらず、今まで聞いたこともない低い声だった。
それに写真を撮られていたなんて知らない。
あんなものが社内でばらまかれ、父に知られてしまうと思うと抵抗できなくなった。

「そうそう。初めから大人しくしておけばいいんだよ。さっさとヤッて帰ろうか」

その言葉に身体目当てだとわかり、何よりも愛情の欠片も見当たらない。
こんな男を一瞬でも信じて好きになった自分がバカみたいだ。

「この公園でいいだろう!奥に行けば人目もないしな。楽しみだ」

そう言ってネクタイを緩めた田所さんは私の片腕に巻いた。
何をされるのかと驚き、片方の腕を引こうとした瞬間強い力で捕まれ、公園の入り口の壁に押し付けられた。

「無理やりには拘束が必要だろう?」

ニヤニヤと笑っていてもその目は笑っていない。

「やめてっ……やめてください!」

「いいねぇ~~もっと奥に入ったらもっと嫌がる素振りみせろよな」

口調も変わりどんどん乱暴になる。


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