この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光を求めて
第14章 制裁
「痛んだよ!……この前写真見せたよな?それとは別の俺たちがヤッてる写真もあるんだからな。社内でばらまかれたくなければ言う事聞けよ」
その声に笑いは含まれておらず、今まで聞いたこともない低い声だった。
それに写真を撮られていたなんて知らない。
あんなものが社内でばらまかれ、父に知られてしまうと思うと抵抗できなくなった。
「そうそう。初めから大人しくしておけばいいんだよ。さっさとヤッて帰ろうか」
その言葉に身体目当てだとわかり、何よりも愛情の欠片も見当たらない。
こんな男を一瞬でも信じて好きになった自分がバカみたいだ。
「この公園でいいだろう!奥に行けば人目もないしな。楽しみだ」
そう言ってネクタイを緩めた田所さんは私の片腕に巻いた。
何をされるのかと驚き、片方の腕を引こうとした瞬間強い力で捕まれ、公園の入り口の壁に押し付けられた。
「無理やりには拘束が必要だろう?」
ニヤニヤと笑っていてもその目は笑っていない。
「やめてっ……やめてください!」
「いいねぇ~~もっと奥に入ったらもっと嫌がる素振りみせろよな」
口調も変わりどんどん乱暴になる。