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光を求めて
第14章 制裁
「ではこれはどうでしょうか?」
今度は峰岸さんのスマホから音声が流れ始めた。
『お疲れ様。いつも悪いね。お礼かねて食事でもどうかな?その後はこの前みたいにホテルに行ってさ。今晩も仲良くしようよ』
『すいません。この前の事は忘れてください』
『忘れるわけないよ。お互いに気持ち良くなれたし。峰岸さんもあんなによがってたし、気持ちよかったでしょ?これからも峰岸さんとはそういう仲でいたいんだ』
『ごめんなさい。私は既婚者の田所さんとそういう関係になるつもりはありません』
『一度やってるのに?』
『あれは酔っ払ってて……でも、田所さんは軽いお酒だって言って』
『そうだった?でも俺とやれて気持ちよかったでしょ?浮気もバレなきゃいいんだからヤローよ。ホテルが嫌ならここでもいいしさっ』
『やめてください』
『いやよいやよも好きなうちってっ――っ痛……何すんだ!おいっ!待てよっ』
そこで音声は途切れた。
これは昨日の夜の出来事で、これから酷くなることを考えて今日話すことに決めた。