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光を求めて
第14章 制裁
会社から少し離れた場所で待って田所さんが出てきたのを捕まえた。
「田所さん。少し話いいですか?」
いきなり現れた私に驚き、後ろにいる峰岸さんを見て何を言われるのか察したのか嫌な顔をする。
「何の話しか分かりますよね」
「はっ?何の事だ」
「とぼけないでください。峰岸さんにも私と同じ事してますよね」
にじり寄るとたじろぐ田所さんに、自分でも驚くほど冷静に強く言えた。
「全て峰岸さんに聞いています。そして必要以上に社内で触ったりしてセクハラまがいな事をしているのも確認済みです」
「いっ、言いがかりはやめてくれ」
「これを見ても言いがかりだと言えますか?」
ポケットからスマホを取り出して動画を再生する。
仕事の説明をしているその下では、田所さんの手が峰岸さんのスカートをたくしあげようとして、峰岸さんが必死にスカートを抑えている映像が流れていた。
声までは入っていないにしろ、これはどうみてもセクハラの範囲内で言い訳もできない。
そして、それとは別にふたりの会話も録音してもらっていた。
「田所さん。少し話いいですか?」
いきなり現れた私に驚き、後ろにいる峰岸さんを見て何を言われるのか察したのか嫌な顔をする。
「何の話しか分かりますよね」
「はっ?何の事だ」
「とぼけないでください。峰岸さんにも私と同じ事してますよね」
にじり寄るとたじろぐ田所さんに、自分でも驚くほど冷静に強く言えた。
「全て峰岸さんに聞いています。そして必要以上に社内で触ったりしてセクハラまがいな事をしているのも確認済みです」
「いっ、言いがかりはやめてくれ」
「これを見ても言いがかりだと言えますか?」
ポケットからスマホを取り出して動画を再生する。
仕事の説明をしているその下では、田所さんの手が峰岸さんのスカートをたくしあげようとして、峰岸さんが必死にスカートを抑えている映像が流れていた。
声までは入っていないにしろ、これはどうみてもセクハラの範囲内で言い訳もできない。
そして、それとは別にふたりの会話も録音してもらっていた。