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光を求めて
第16章 初デート
その先の言葉を口にするより先にお互いの唇が重なった。
久しぶりに感じる人の温もりに心が熱くなる。
違う。
優さんだから心が熱くなる。
一瞬、唇が離れ寂しさを感じているとまた口を塞がれた。
今度は優さんの生温かな舌が私の唇をこじあけて口内に入ってくる。
その舌に自分の舌を絡ませると、優さんの手が背中に回り激しく舌を絡ませ始めた。
何度となく角度を変え、周りも見えなくなる程キスを続けた。
私の唇から優さんの唇が離れたのは、私たちの乗る電車が到着するアナウンスが流れた時だった。

「……帰るか」

優さんは私の手を引いて到着した電車に乗り、優さんが降りる駅までお互いに一言も喋らなかった。

「またなっ」

降りる直前に、髪の毛をひと撫でして優さんは降りて行った。
見えなくなった優さんの事を考えながら自分の唇に手を添えた。
まだ残っている感触に身体が疼き、もっと優さんに触れたいと切なくなった。


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