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光を求めて
第18章 好きなのに
「入れていいか?」
優さんは私に聞きながらシャツを脱ぐと引き締まった肌を曝け出す。
そしてズボンのベルトを外しファスナーを降ろせば、ボクサーパンツに隠されている男根の大きさに思わず目を瞠る。
この肉棒が入ることを考えると子宮が疼きだす。
指でイカされ、もしこれでイカされたらどんなに幸せな事かと今までにない興奮が私を襲った。
だけど、このままでいいのかと自問自答する。
このまま優さんに抱かれれば、今までの男たちと何ら変わらないんじゃないかと怖くなる。
優さんとは心を繋げたい。
身体より先に心を繋げたいと強く思った。
「優さん」
「ん?どうした?」
全てを脱ぎさった優さんは、丁寧に私の洋服を脱がせはじめていた。
優しく微笑む優さんに、こんなに穢れてしまった私を優さんが抱いてもいいのかと思える。
「どうした?」
優しく頬を撫でられ優しい瞳で見つめられると、自分の汚らわしさが浮きだってくる。
口は悪くてもどんな人よりも純粋で真っ直ぐな優さん。
数か月しか一緒にいないけどそれが分ってしまうほど率直で真面目な人。
そんな人を私が汚してもいいのかと、優さんの胸板に手を置いて距離を取った。