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光を求めて
第18章 好きなのに
次の日、目を覚ますと私はベッドの上で一人だった。
昨日の事は夢?と思ってリビングに行くと、昨日の夜に優さんが飲んでいた食器がきれいに洗われていて、優さんがいた形跡が残っていてホッとした。
そして時間を置くかと言われていたから、私は優さんからの連絡を待つことにした。
だけど優さんからの連絡はない。
maple‐メイプルに行ってゲンさんに優さんの現状を聞いても、あの日以来顔を出していないという。
そして、相変わらず誰も連絡先を知らないようで、また連絡が取れなくなった。

「やっぱり、こんな私は嫌だったかな?」

連絡が取れなくなって2週間がたった頃、やっとそう言う事かと理解した。
優さんも普通の男で、知らない男とSEXをしていた女なんかを抱きたいとは思わなかっただけ。
冷静になって考えれば、そういう結論に達してもおかしくはない。
だからそれを責めることはできない。
それだけの事を私をやってきんだから。
だけど、分かっていても辛かった。
そんな事を考えていた朝、着信音が鳴り響いた。
知らない番号に戸惑いながら出ることにした。


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