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光を求めて
第20章 私の未来
「アッ……イクッ……」
「いいぜ、今日も俺のでイケッ」
限界が近いのを知った優さんは、少し角度を変えて一番気持ち良い場所を突いてくる。
「アアアっ……ダメッ……ダメダメダメッ……イクッ……イクッ!!!」
演技でもなく私は身体を大きく反らしながらイッった。
そして程なくして優さんも私の中で果て、お互いが心も身体も満足させる。
「彩羽」
優さんの隣で腕枕をしてもらって身体を休めていると、優しい声音で名前を呼ばれた。
「ん?」
少し身体をずらして優さんの方に向けば、優さんはいつも以上に穏やかで優しい笑顔だった。
「一日も早く戻ってくるから……それまで他の男に触らせんなよ」
その言葉に雅也の事も含まれているのは分かる。
「もちろんだよ。誰にも触らせない。私は優さんのモノだよ」
そういうと、優さんは安心したかのように眠りについた。
その表情を見ながら私は思う。
あの時、優さんの手を取ってよかったと……間違わずに一緒にいるべき人の手を取れてよかったと……雅也に感謝する。