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光を求めて
第20章 私の未来

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それから私たちの付き合いが始まり、1年たった頃に結婚することに決めた。
式は挙げずにウェディングドレスを着た写真だけを撮り、ささやかなパーティだけをmaple‐メイプルの常連さんたちと上げた。
そこに雅也も入り、今はわだかまりなく優さんと雅也の友情は続いている。
その雅也は優さんの会社で働き、意外にも営業で成績を伸ばし大きな仕事をとって会社に貢献しているという。
その雅也が取った大きな仕事で、今はふたりで遠い地で働いている。
だから私は毎日ひとりで家にいるのが嫌で、maple‐メイプルに逃げ込んでいた。
そして私のお腹の中には優さんとの間の子供がすくすくと成長している。
ママになる喜びと不安でいっぱいになりながら、この子との対面を心待ちにしている。
色々あった私の人生。
辛いことも絶望したことも多かったけど、今は怖い程幸せな時を過ごすことが出来ている。
だけど、こんなにも幸せでいいんだろうかと時々思う。
そんなことはないと、杞憂に終わって欲しいと願いながら今日も優さんの腕の中で眠りについた。


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