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光を求めて
第3章 ゲンさんとの出逢い
部屋に戻りタオルケットに包まれれば、恐怖がなくなった私を眠気が襲いぐっすりと眠ることができた。
次に目が覚めたのはお昼近くになってからで、慌ててお店の方の扉を開けると、昨日の夜と違って静かな店内が広がっていた。
それを寂しく思いながら足を踏み入れると、コツコツコツと歩く足音がやけに響いて怖かった。
店内を見回していると、ソファー眠っているゲンさんに気がつき、何もかけずに眠っている姿を見て慌ててタオルケットを取りに行った。
そのタオルケットをゲンさんにかけると無意識なのか、それに包まって気持ちよさそうに寝息を立て始めた。
その寝顔に惹かれるように手を伸ばしてゲンさんの髪に触れた。
短めの髪の毛はツンツンとしていて触ると気持ちよく、調子に乗って触りすぎたのか、ゲンさんに手を取られて驚いた。
「何やってんだ?お前はっ」
「あっ、ごめんっ、なさい」
「なんだ?やけに素直だな。ん~~今何時だ?」
背伸びをしながら聞かれ、11時過ぎだと答えると寝すぎたなと笑った。
昨日は飲みすぎて片づけができなかったと洗い物を始め、私も慌ててゲンさんと一緒にカウンターの中に入った。
次に目が覚めたのはお昼近くになってからで、慌ててお店の方の扉を開けると、昨日の夜と違って静かな店内が広がっていた。
それを寂しく思いながら足を踏み入れると、コツコツコツと歩く足音がやけに響いて怖かった。
店内を見回していると、ソファー眠っているゲンさんに気がつき、何もかけずに眠っている姿を見て慌ててタオルケットを取りに行った。
そのタオルケットをゲンさんにかけると無意識なのか、それに包まって気持ちよさそうに寝息を立て始めた。
その寝顔に惹かれるように手を伸ばしてゲンさんの髪に触れた。
短めの髪の毛はツンツンとしていて触ると気持ちよく、調子に乗って触りすぎたのか、ゲンさんに手を取られて驚いた。
「何やってんだ?お前はっ」
「あっ、ごめんっ、なさい」
「なんだ?やけに素直だな。ん~~今何時だ?」
背伸びをしながら聞かれ、11時過ぎだと答えると寝すぎたなと笑った。
昨日は飲みすぎて片づけができなかったと洗い物を始め、私も慌ててゲンさんと一緒にカウンターの中に入った。