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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第8章 黒いお馬さん


「えぇ、わかりました。あなた達は…そうだ! エバのところで暖かい飲み物でも頂いてて下さい、少しは落ち着きますから。

では、すぐに手配します」


アレンはそういうと身を翻して走って行った







―バタバタバタ

―おいっいたか!?

―いやっ こっちにはいない

―向こうは、探したか!?





「ん!?あれはもしかして…」

アレンが急いでると外のほうでなにやら大勢で騒いでいる







「よぅっ!珍しいなアレンが施設を走るなんて、どういった風の吹き回しだっ ぁん? 」


「時と場合によりけりですよっ! いたいけな少年の一大事ですからっ… はぁっ
でもっ外の騒ぎはもしかして?」

息の絶え絶えなアレンに対しルイスは余裕で走りついてくる



「そういうことっ!

もう犯人は一人捕まったぜっ!」


「それはよかっ‥‥



 って…えぇぇっ!?
じゃぁ、子供はっ?」

走る足を急に止めたアレンに続きルイスも立ち止まる。


「まだだ!犯人は二人組だっ共犯者がいたんだよ!
一人は子供も無事保護したから」


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