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微睡みの中で
第8章 微睡み。

「はッ…あ…!」


「沙耶香はココ好きだよね」


「…っくぅ…」


俺には逆効果なのを分かってやっているのか、熱を帯びた瞳で抗議するように俺を見つめる。


半開きの唇から、甘く湿った声を漏らす。


パンツを下げて、沙耶香の股の間に顔を近づけると、ビクンと身体を震わせた。



「ひぁ…ッ」


「まだ何もしてないよ…?」


「息が…かかって…ふ…あ」


ただ、見ているだけなのに、息がかかる度に触れられるのを期待してビクビクとしている。


…最近ではどちらかの気分で責めが変わる。


初めてセックスした時はあれほど俺のことを弄んでいたのに、今日は沙耶香が責められる側だ。


あの時からは想像出来ないほど反応が可愛くて、もっと意地悪してやりたくなる。


「触って欲しいの?」


「…ッ…」


沙耶香は言わなくてもわかるだろうといった風に睨みつけて、ただ下唇を噛んで秘部からヨダレを溢れさせている。


「教えて、沙耶香」


「……っ……っさわ、って…」
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