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微睡みの中で
第2章 部屋
「どうぞ、上がって」
莉奈の家に来たのは久しぶり。
1度だけ遊びに来たことはある。
もちろんそういう雰囲気に…なりかけたけどその時は親がいたから流石に。
でも今はいないみたいだ。
まあ午前中で学校終わったからな。
仕事してる時間だよな、大人は。
「お昼時だしなにか食べよう?お腹すいてるよね?」
「うん、空いてる」
「簡単なものでいいなら作るよ、適当にくつろいでて」
「りょーかい」
莉奈が制服から着替えるまもなく、エプロンをつけ、台所にたち始めた。
15分くらいしたら、莉奈が料理を出した。
「簡単なので、悪いけど…」
コトッと目の前に出されたのは綺麗に盛り付けられたナポリタン。
うまそうだ、そういや弁当とかも自分で作ってるって言ってたし、意外と料理上手?