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第3章 翻弄

莉奈と爛れた関係を終わらせた日から2週間ほど経った頃、俺は翔馬達と海に来ていた。


いつまでウジウジしてるんだと我ながら思うけど、まだ莉奈への罪悪感があって正直ノリ気じゃなかった。


しかし楽しみにしてるこいつらの誘いを突然断るのも悪いし…と思いとりあえずついてきた。


「うひー！綺麗なお姉さんがたくさんいるぜー！楽園だなここは！」


翔馬と他の2名(浩太と拓哉)は…まあいつもどおりはしゃいでいて、太陽に反射した海と同じくらい目をキラキラとさせていた。


俺は荷物番をしていると伝え、大人しくパラソルの下で座っていた。


すると早速3人はナンパを始め、いままでの惨敗具合が嘘かと思うほど、いとも容易く女性4人組を捕まえてきた。


まぁこいつら顔だけは綺麗だからな。
見るからに馬鹿だけど。


なぜ俺を呼んだのか。


それこそ謎である。


4人の女性は美女揃いだった。


肌が白く、体も顔も整っていた。


年は…酒の缶を持っていたので、成人しているようだった。


なんでこんなクソガキについてきたのかと思ったが、だいぶ酔っ払っていい気分になっているようだった。