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微睡みの中で
第7章 戸惑い
悔しい。
涙が出そうになるのを、下唇をかんで必死に堪える。
周りの子が私を見てヒソヒソと喋っている。
その日から結花達から完全に無視され始めた。
結花達はクラスでも1番目立っていて、その機嫌を取る子達がほとんど。
結花達から無視されることはクラスで無視されることを意味していた。
それからはどこでも1人で過ごすようになった。
家でも学校でも放課後もずっと1人。
親がいない訳では無いけど仕事が忙しいため、会話もほとんど無かった。
家事は私が殆どやっているし、食事も私が作っていた。
心の拠り所が、なかった。
ある夜、シャワーを浴びながら聡のことを思い出す。
笑った時の顔、意地悪な声。
…長い指。
「聡…」
自分の股間へ手を伸ばす。
聡に触れられているのを想像しながら、秘部をなぞる。
クチュ…っ
「…は」
湯船の縁に片足をのせ、ぬるぬるの愛液を秘部の上にある豆に擦りつける。
クリュクリュクリュクリュッ…
「あぁ…ッは、くぅ…」
なるべく声を抑えて、シャワーの音で掻き消えるように。