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密室脱出 ~あなたは脱出できますか?~
第4章  Q 04「隠した物」


「みお。食えるか?」
「うん。ありがとう、奏ちゃん」
 奏汰は食べかけのサンドイッチを咥えて、美織が背もたれに寄り掛かるのを手伝った。
「憩うって、食事の事? でも、食べてるだけじゃ進めないよねぇ?」
 梨沙は大きな皿やティーポット。ワゴンも調べたが、文字や変わった所も無い、
 拓也もサンドイッチを食べながら、手紙を見つめている。
 やっとサンドイッチを一切れ食べ終えた美織が起き上がり、手紙を覗く。
「みお、休んでていいぞオレ達で……」
「もしかしたら、知ってるかもしれない。こういうの……」
 奏汰の言葉を遮る美織を、三人が見つめた。
「知ってるって?」
「ん……。クイズ番組で、似たようなのがあったから……」
 梨沙が美織を促してソファーに座らせる。
「私の袋ちょうだい? 筆記用具が欲しいの……」
 奏汰が袋を渡し、「ありがとう」と美織が受け取った。
「あ……。55になってる……」
 ボールペンを探していた美織が、例の謎の機械を見る。
「オレは、58だ」
「僕は48」
「私は39だけど? 何だろうね、コレ」
 梨沙も振ってみるが、変化は無い。
「とにかくこの機械の事は後にして、美織の推理を聞こう」
「推理って程じゃないし。間違ってるかもしれないけど……」
 美織は、メモ帳を開いた。



 五章へつづく





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