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密室脱出 ~あなたは脱出できますか?~
第13章  Q 13「最後のQ」


 (前回の問い)
Q 12 脱出への扉
「1つのドアノブを回すと、他のドアはロックされる。2つ以上同時にドアノブを回すと、全てにロックが掛かり、そこでゲームオーバー。
以下の問題を解き、「?」に入る数字のドアを進め。
正解なら脱出成功だが、これが最後のQではない。」

43=10
13=24
16=41
20=「?」


「数学には、関係なさそうだね」
 拓也なりに色々な方程式に当てはめてみようとするが、答えは出せないまま。
「この=は、イコールって読むのか、は、って読むのかは、関係なさそうか?」
 奏汰が言うと全員が心の中で両方読んでみるが、誰も口を開かない。
「そう言えば、筆記用具を出す時に見たけど、僕の数字は158になっていたよ」
 拓也の言葉を聞いて、他の三人も謎の機械の数字を確かめる。
「私はぁ、122」
「オレは131だ。みおは?」
「136……」
 奏汰は謎の機械を出して見つめていた。
「この数字は、関係ないよな?」
「多分……。該当する数字もないし、不規則に変わっている」
「そっかあ。どうした、みお。顔色、悪いぞ。具合が悪いのか?」
 美織がゆっくりと首を振る。
「薬はあるし……。ただ……。怖い……」
「大丈夫だよ。みんな一緒なんだから。オレがついてるって」
「違うの……」
 そのまま美織が俯いてしまう。
「美織。何か分かったんだろう?」
 拓也に言われ、美織は身を縮めた。
「みお。分かったんなら、何で言わないんだ?」
「確信が……。無いの……。ネットがあれば……。調べられるのに……」
「美織。参考意見として、教えてくれないか?」
 拓也に言われた美織が、目を伏せたまま顔を上げる。
「平成20年は……。2008年だから……。それだけ……」
 それを聞いた拓也が、メモ帳で計算を始めた。他の三人は、その様子を黙って見つめている。
「合ってる。昭和16年は、1941年だよ。16は、41。それ以前は……。大正は15年しかなかったけど、何月に終わったのかは分からない……」
「つまり。明治43年は、1910年。大正13年が1924っ年て事なのぉ?」


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