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あなたからは逃げられない
第7章 突然の内定?!




「会長なんて毎日くらいうちに来そうな勢いだった。

バレないように出来んのかな。
大河原に言われたんだよ。
葉月の前だと顔が緩んでるらしいから気をつけろって。」


確かにこの人は私の前ではよく笑う。
大河原さんやコンシェルジュの人たちには笑顔なんて見せないのに...


「バレたら龍輝さんはクビになるかもね...
私も絶対実家に連れ戻される…」

「え?俺クビなの?親父の代から頑張ってやってきたのに?!」


冗談で言ったことを本気にして焦っている龍輝さんは可愛らしい。微笑ましい気持ちになった。

そして彼はしばらく滞在した後に帰ることに。



「そういえばまた弁当作ってくれ。
それから週末は空けとけよ。」

「お弁当はまた作れそうな時に連絡する。
龍輝さん用のお弁当箱買わないと...」


龍輝さんは玄関で履いてきたピカピカの革靴に足をいれ私を抱き寄せおやすみと言っておでこにキスをして帰っていった。


「ホント調子狂うなっ...もうっ!!//」

どうやら私もかなりの重症らしい...
彼のことが好きになっていて少しの間いるだけでもドキドキが止まらない。


私はお風呂に入り気分をリセットすることにした。




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