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あなたからは逃げられない
第7章 突然の内定?!




そういえば龍輝さんはもう家族はいないってこの前言ってたのに今の会社はお父さんがって...


どういうことなのかな。今度聞いてみよう。

私はアパートのお風呂に浸かりながらいろいろ考えていた。
龍輝さんの会社に勤めて彼の秘書をすることになった場合共に行動できることは嬉しいけれど少し不安もある。


とりあえずは父にバレないようにしないと…


お風呂から上がりミネラルウォーターを飲みスキンケアをしてから布団に入り明日の予定を確認した。


学校は少し早めに終わるため昼過ぎから夜までバイトだ。しかもラストまでという中々の長時間...


色々考えたいけど早く寝ないと明日また寝坊しちゃう。眠れないかもしれないけど布団を被り目を閉じた。


思っていたよりすんなり眠りにつけたみたいで夢を見た。


弟が中学受験した時の話で合格した弟をみんな褒めた。
私は公立に行っていた。高校だってすごい頭がいいっていう学校ではない。

弟にはみんな偉いね、すごいねの声をかけるけど私はそんなこと一回も言われたことなかった。

そんな中おばあちゃんだけは私のことを褒めてくれた。
『葉月ちゃんはお姉ちゃんだから面倒見てえらいね。』って。



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