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あなたからは逃げられない
第3章 それは私のすること



龍輝さんのスマホのアラームがなって出ていってからそんなに時間が経っていないのに玄関のドアが開く音がした。

リビングから顔を少し出すとびっくりした顔をしている。

「もう起きたのか?」

「はい。おはようございます。
朝ごはんもうすぐ出来ます。」


彼はニコッと笑いおはようと言ってくれた。
そして着替える前にシャワーを浴び寝室で着替えているリビングにやってくる。


ダイニングテーブルにはクロワッサンのサンドウィッチとふわふわオムレツにボイルしたウインナーを準備した。
走って帰ってきたのだからとコップにミネラルウォーターを入れてコーヒーと一緒に準備した。


「水どうぞ。」

「あぁ、サンキュ。」


龍輝さんは水を一気飲みしたあと私が作った朝ごはんを見て美味そうだなと言ってくれた。


「自信があるわけではないですけど不味くはないはずです。クロワッサン一応トースターで焼いてあるのでいけると思います。」

「食っていいか?」

私は静かに頷くと龍輝さんはいただきます。と手を合わせてクロワッサンのサンドウィッチを食べた。
不味っ!なんて言われたらとドキドキしていると彼は満面の笑みでこっちを見ている。


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