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チカちゃん先生のご褒美
第3章 チカちゃんと模試と判定

「じゃじゃーん!!EBEDDC!!Bっ!!」
「俺も俺もー!!EBEDDDっ!!C無いけどB有るよっ!」

 見て見て見て!!と目の前に差し出して振ると、チカちゃんはほっと息を吐いて椅子の背にへなへなともたれて、それからにーっこりと笑った。

「すごい……!短い期間だったのに、よく頑張ったねー、二人とも……!!」

 頭を、ぐりぐり撫でられる。
 そのたびにおっぱいが、ゆっさゆっさ揺れる。

「そりゃねー?」
「そりゃあ、なー?」

 二人で顔を見合わせてにやっと笑って、何も持ってない手を差し出した。

「え?手、なに?」

「ちょうだい、おっぱい。」
「約束だよね?おっぱい」

「えっ……ここでっ?」

 ここで、と言われても。

「ここじゃなきゃ、どこなんだよー!」
「俺らとチカちゃんだけでどっか行く方が、怪しまれるよね?」
「う……」

 チカちゃんはちょっと考えてたけど、うん、と一つ頷いた。

「分かった。来てっ」

 そして、ドアの前まですたすた歩いてって、鍵を掛けた。

「こうしないと、外から見えちゃうから……」

 ドアには、ガラスが貼られた窓が有る。
 チカちゃんは窓の部分に背中を付けて、外から見えないようにした。

「……どうぞっ」

 そう言うとチカちゃんは、大の字みたいに腕を開いて立ったまま、ぎゅっと目を閉じた。
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