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Aさん ~私を淫らにする人~
第10章 思いもしないことが

「いいの、いいの、義務じゃないんだから」
「でも、電話が掛かってくるんじゃないですか」
あえて須藤さんの名前は避けてそう言うと、「大丈夫、電源を切っちゃったから」と笑う石井さんの笑顔につられて私も笑った。
「せっかくの大田さんとの初デートを誰にも邪魔されたくないからね。さっ、行こう。楽しいお店に連れて行ってあげるから」
そう言う石井さんに連れて行ってもらったのは、ボード・ゲームのできるバーだった。
知らない人達と一緒にボード・ゲームをするのは新鮮だった。
ルーレットを回して出た数だけ自分の駒を進めて、止まった所に書かれているお題をこなして笑って、笑われ、いつの間にか凄くはしゃいで汗までかいて昂じた。
そんなのを2回戦こなしてからカウンターに座りなおすと、石井さんはハイボール、私はりんごの発泡酒を飲んだ。
「でも、電話が掛かってくるんじゃないですか」
あえて須藤さんの名前は避けてそう言うと、「大丈夫、電源を切っちゃったから」と笑う石井さんの笑顔につられて私も笑った。
「せっかくの大田さんとの初デートを誰にも邪魔されたくないからね。さっ、行こう。楽しいお店に連れて行ってあげるから」
そう言う石井さんに連れて行ってもらったのは、ボード・ゲームのできるバーだった。
知らない人達と一緒にボード・ゲームをするのは新鮮だった。
ルーレットを回して出た数だけ自分の駒を進めて、止まった所に書かれているお題をこなして笑って、笑われ、いつの間にか凄くはしゃいで汗までかいて昂じた。
そんなのを2回戦こなしてからカウンターに座りなおすと、石井さんはハイボール、私はりんごの発泡酒を飲んだ。

