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Aさん ~私を淫らにする人~
第15章 やっぱりAさんがいい
それで完全に体の緊張感と力が抜けて、私はこの体位はもう終わりにしてくださいと告げる為に足を解くとAさんも察して普通に戻してくれた。

「取り乱しちゃったよ」と照れたように笑うAさん。

腰がまた緩やかに動き始める。

静かに始まるまたの気持ちよさを感じながら、私は「もう、ベッドに連れて行ってください」とお願いをした。

「・・・?」

「背中が痛いんです」

「あっ、そうだね。ずっと硬い床の上だもんね」

やっと気付いてくれたAさんに、私はホッとした。
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