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それでも、好き。
第3章 ひとつ屋根の下
「1回入ってるからわかるよなあ?俺の太さも、俺の長さも。」

『そういう会話、嫌い!』

「会話もなく中に入って欲しいの?萌はせっかちだな。」

そう言うとペニスを萌ににぎらせた。

「自分の中に、導いて・・・。」

お兄ちゃんは耳元でささやいてキスをした。

ああ・・・魔法だ。魔法にかかっちゃった。

萌はペニスを握り、自分の秘部に沈めた。

「いい子だ・・・。知らないこと、教えてやるよ。」

それからは、立ちバックとか足の位置を変えての正常位とかたくさんした。

「頭空っぽになったらイッた証拠だよ。」

『うん、うん!イクっ!』

萌の両足を肩に担いでお兄ちゃんは挿している。この体位が気持ちいいのかな。

『奥まで・・・当たってる!お兄ちゃん、イクっイクっ!』

「イッて、俺もイクわ。」

あーー。2人ともどうやら果てたらしい。ベッドに突っ伏したまま動けないでいた。

『お兄ちゃん、どこにだしたの!!』

「コンドームさ。」

そう言うとピンクのゴムを萌えの頬に当てた。

『ペシペシしないでよ〜。』

突然お兄ちゃんにぎゅっと抱きしめられた。

「萌〜好きだよ。毎日じゃなくていいから俺と重なろうよ。」

『お兄ちゃん・・・。』

激しいセックスはとても魅力的。でも、田口くんのお兄ちゃんだし。田口くんを裏切ることになるよ。

『わかった。、でも、萌は田口くんが好き。バレないようにしてね。』

心と裏腹。願望が現れてしまった。
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