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若様の性長日記!・2
第2章 梨奈の悩み
「…うん。親しい女友達が最近、初体験したって話が多くて、あたしも何となく…」
ヤッてしまったワケか。
思わずため息が出る。
ふと梢さんとの会話が頭の中によみがえった。
アレは相手を梨奈に決めた時、まだ2人で会議室にいた時の話だ。
「梨奈ちゃんね、お嬢様学校に通っているの。有名な私立の女子高ね」
「へぇ」
「でも最近じゃあ『お嬢様』なんて嫌味なぐらい、女の子達は遊んでいるみたいでね。ちょっと調べてみたら、梨奈ちゃんの女友達、最近初体験を済ませていたみたい」
「じゃあアレですか? 周りの友達がしたんだから、自分もしようって言う女の子独自の連帯行動ですか?」
「多分ね。でも梨奈ちゃん、恐らくちゃんとした恋愛もまだでしょう。なのにいきなりセックスなんてしてしまったものだから、心と体が追いついていないんでしょう」
さすがの梢さんも困り顔で、コーヒーを飲んだ。
「最近、そういう女の子多いんですか?」
「割とね。初体験を済ませたなんて、昔は恥だったけど、今では自慢の一つだもの。呆れたものよね」
「…でもだからこそ、ウチの会社は儲かっているんですよね?」
「…最近、ピリッとした嫌味を言うようになったわね。若様」
「若輩者なので。それはとにかく、梨奈は自分自身では認めたくはないようですけど、その初体験を心の底では悔いているんですね?」
「カウンセラーの意見も同じよ。好きでもない男を相手に、処女を捨ててしまった。しかも商売男性に。心が拒絶し、体まで拒絶してしまった。だけど自分はそんな子供じゃないんだと思い込んで、次々男性を欲してしまう」
「けれど満たされないのだから、自覚症状がないって怖いですね」
オレは緑茶をすすりながら、肩を竦めた。
ヤッてしまったワケか。
思わずため息が出る。
ふと梢さんとの会話が頭の中によみがえった。
アレは相手を梨奈に決めた時、まだ2人で会議室にいた時の話だ。
「梨奈ちゃんね、お嬢様学校に通っているの。有名な私立の女子高ね」
「へぇ」
「でも最近じゃあ『お嬢様』なんて嫌味なぐらい、女の子達は遊んでいるみたいでね。ちょっと調べてみたら、梨奈ちゃんの女友達、最近初体験を済ませていたみたい」
「じゃあアレですか? 周りの友達がしたんだから、自分もしようって言う女の子独自の連帯行動ですか?」
「多分ね。でも梨奈ちゃん、恐らくちゃんとした恋愛もまだでしょう。なのにいきなりセックスなんてしてしまったものだから、心と体が追いついていないんでしょう」
さすがの梢さんも困り顔で、コーヒーを飲んだ。
「最近、そういう女の子多いんですか?」
「割とね。初体験を済ませたなんて、昔は恥だったけど、今では自慢の一つだもの。呆れたものよね」
「…でもだからこそ、ウチの会社は儲かっているんですよね?」
「…最近、ピリッとした嫌味を言うようになったわね。若様」
「若輩者なので。それはとにかく、梨奈は自分自身では認めたくはないようですけど、その初体験を心の底では悔いているんですね?」
「カウンセラーの意見も同じよ。好きでもない男を相手に、処女を捨ててしまった。しかも商売男性に。心が拒絶し、体まで拒絶してしまった。だけど自分はそんな子供じゃないんだと思い込んで、次々男性を欲してしまう」
「けれど満たされないのだから、自覚症状がないって怖いですね」
オレは緑茶をすすりながら、肩を竦めた。