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僕の美しいひと
第7章 僕の美しいひと
車寄せを走り過ぎようとした時、背後からクラクションが鳴り響いた。
振り返るとそこには、中古のオースチンに乗った鬼塚が窓から貌を出していた。
「おい、郁未!早く乗れ。
ぐずぐずしていると式が終わっちまうぞ」
「…鬼塚くん…どうして?」
「運転手は休みだろ。俺が教会まで送る。
早く乗れ」
…そうだった。
日曜日は運転手に休暇を与えていたのだ。

「早くしろ。清良がほかの男の嫁になっちまっていいのか⁈」
鬼塚にどやされ、弾かれたように助手席に飛び乗る。

運転席の鬼塚が薄茶色の眼鏡越しに、にやりと笑った。
「しっかり掴まってろ。飛ばすからな」
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