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堕落の絵画 調教の目覚め
第4章 飢えた身体と絵画の部屋
残酷なほど大きな男性の物を何度も打ち付けられ、頭に白いもやがかかる。
熱い身体は力が入らず、弛緩し始めていた。

そんな摩耶子を叩き起こすように、剥き出した乳房の先端をきつくひねり上げられると、燃えるように甘美な痛みと快楽が同時に襲う。
「やあぁぁっ……!!」

恥辱的に犯され悦楽を得てしまった摩耶子は、もう以前の自分には二度と戻れないと本能的に悟った。

「摩耶子には、鉄の枷がよく似合う」
綾野が呟き、灼熱の鉄杭が最奥をとらえた瞬間、ドクドクと脈打つ感覚がした。

熱い杭を引き抜かれると、摩耶子の意志とは関係なく透明の液体が内側から溢れ出し、もう制御不能だった。

綾野がそっと手錠を外すと摩耶子は自由の身になったが、身体は動かず壁際に倒れ込んだ。
汗と分泌液に塗れた摩耶子の身体を、綾野がバスタオルで優しく拭き上げる。


「お茶をひっくり返したときより、全身がひどく濡れてる」
綾野のゆったりとした声が、心地良く脳内に響く。

朦朧とする意識の中、摩耶子は安らぎの波に漂っていた。


「次は、どんな格好にしようか?」
摩耶子を送り届けた改札の前で、綾野が耳元で囁いた。
その声に反応し、またしても摩耶子の身体に疼くような火種が灯る。

明日は、とびきり淫靡な下着を買いに行こう。
きのうまで淀んでいた摩耶子の心は浮き立ち、灰色だった世界が薔薇色に見えた。

(了)
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